高度で複雑な空間データフォーマットへの対応力
GML形式や3D Tiles、点群データなど、仕様が複雑で高度な専門知識が求められる空間データの処理に精通しています。
株式会社四時舎 · 空間データ
株式会社四時舎 / 4am
GIS専門のソフトウェア開発会社です。3D都市モデルを活用したWebシステムの開発、 PostGISによる空間データベースの構築、GML・点群など複雑な形式の変換処理まで、 国土交通省「Project PLATEAU」のユースケース開発をはじめとする 官民のプロジェクトを技術で支えています。
Webシステムから現場向けのモバイルアプリ・ARアプリまで、GIS関連のソフトウェアを企画から開発・運用保守まで一貫して手がけます。CesiumJSによる3D都市モデルのブラウザ表示や、通信の不安定な現場でも使えるローカルファースト設計を得意としています。
PostgreSQL / PostGISを中核に、3Dモデル・属性情報・写真などを紐づけて統合管理する空間データベースと、それを編集・管理するシステムを開発します。樹木台帳のような大規模データも2D/3D地図上で高速に検索・可視化できます。
人流データ解析基盤の構築や、CO2吸収量など環境価値の自動算出、QGIS・OpenFOAMを組み合わせた空間解析・数値解析まで。データ活用の基盤づくりから分析手法のコンサルティングまで提供します。
GML形式の2Dベクター、基盤地図情報のDEM、LAS点群、CityGMLといった仕様の複雑な形式に対応。3D Tiles 1.1タイルセットの生成や数値解析用STLへの変換など、カスタムトランスフォーマーを開発・提供します。
これまでに参画したプロジェクトを、システム構成とあわせて紹介します。
実績 01
公園DX · 維持管理の高度化 · Project PLATEAU
国土交通省「Project PLATEAU」のユースケース「公園管理のDX v2.0」(2024年度)として、国営越後丘陵公園(新潟県長岡市)の維持管理業務を高度化するDXプロジェクトに、システム開発パートナーとして参画。3D都市モデルとRDBMSを中核に据え、管理者向けの「Web管理システム」と、現場向けの「巡回点検アプリ」「ARアプリ」がシームレスに連携する統合プラットフォームを構築しました。



01 · モバイルアプリ
通信環境が不安定な広大なフィールドでの利用を前提とした設計。
▸ ローカルファースト・同期
電波の届かないエリアでもデータ入力・写真撮影ができるようローカル保存し、通信復旧時にバックグラウンドでRDBMSへ自動同期。
▸ NFC連携 状態トラッキング
各施設に配置したNFCタグと端末のリーダーを連動。作業員の位置情報とステータス(点検中・休憩等)を正確なタイムスタンプで記録。
02 · Web・バックエンド
地下埋設物も含めた膨大な空間データを、ブラウザ上で高速かつ統合的に管理。
▸ 空間情報データベース
PostgreSQL / PostGISを採用し、3Dモデルと属性データが紐づくリレーショナルデータベースを構築。
▸ 3D軽量化とWebレンダリング
メーカー提供の3Dモデル(OBJ等)をFME等で3D Tiles形式へ変換。CesiumJSによる高速描画と、直感的な施設配置シミュレーションを実現。
▸ SMS API連携
インシデント発生時や指示出しの際、該当端末へSMSを自動一括送信し、リアルタイムな情報連携を確立。
03 · ARアプリ(Unity)
図面を持ち込まず、スマートフォン越しに施設の状況を直感的に把握。
▸ VPS / QR ハイブリッド測位
ARCore Geospatial APIによるVPSモードと、QRコードを使うマーカーモードを実装。環境に応じて自己位置推定の方式を切替。
▸ 高精度AR重畳表示
Cesium for Unityを活用し、地下埋設物や施設属性を現実空間へ高精度にAR重畳表示。
実績 02
都市緑化DX · 樹木管理と脱炭素
国土交通省「Project PLATEAU」のユースケース「市民協働による樹木管理DX」(2023年度)として、仙台市(榴岡公園)の公園樹木管理DXおよび脱炭素まちづくり推進プロジェクトに、システム開発パートナーとして参画。3D都市モデル(LOD2植生モデル)をベースとした「樹木管理デジタル台帳」を構築し、AI画像判定を活用した「市民参加型データ収集アプリ」と連携。管理コストを抑えながら、大規模に樹木の生育データや環境価値(CO2吸収量等)を可視化・更新できる統合データベースシステムを実現しました。

01 · Webアプリ
地上LiDAR測量データ由来の3D都市モデルを格納し、ブラウザ上で樹木データを一元管理。
▸ 3Dマップ連携と高速描画
フロントエンドにReact.js、3DレンダリングにCesiumJSを採用。3D Tilesパッケージで数千本規模の樹木データを2D/3Dマップ上に高速に重畳表示・絞り込みできるUIを実装。
▸ リレーショナルDB構築
PostgreSQLを採用し、空間データ(位置・樹高・直径)と属性情報(樹種・健康状態など)を紐づけた柔軟な集計・管理基盤を構築。
02 · モバイル・AI連携
専門家だけでなく、一般市民がワークショップ等で樹木情報を収集できるアプリをカスタマイズ開発。
▸ AI画像判読 樹種レコメンド
撮影した樹木写真からAIが樹種候補を自動判定・レコメンド。データ入力のハードルを低減。
▸ クラウド自動データクレンジング
送信データ(樹勢や腐朽菌の有無など)をAmazon S3に保存し、FME Serverのクラウド処理で誤登録を自動補正。CityGML植生モデルと台帳DBへ自動連携するパイプラインを構築。
03 · 外部API連携
収集した樹木データから、都市緑化の指標となる環境価値を自動算出。
▸ 外部評価エンジンとの動的連携
CO2吸収量や雨水樹冠遮断量を算出する外部ソフトウェアと台帳システムをAPI連携。
▸ 更新駆動の自動再計算
成長による規格変化など台帳上の樹木情報が更新されるたびに環境価値を動的に再計算し、データベースへ再格納・可視化。
実績 03
都市緑地DX · 緑の定量評価と温熱環境
国土交通省「Project PLATEAU」のユースケース「樹木データを活用した温熱環境シミュレータの開発」(2025年度)として、東京都千代田区全域・港区ポートシティ竹芝周辺を対象とする官民連携の「都市緑地の定量的評価・管理DXプロジェクト」に、システム開発パートナーとして参画。3D都市モデルをベースに、紙やExcelで分散管理されていた樹木台帳を統合する「樹木管理機能」、CO2吸収量などを自動計算する「緑の評価指標算出機能」、都市空間の熱だまり等を可視化する「温熱環境シミュレーション機能」を包含した統合Webプラットフォームを構築しました。


01 · Web・データベース
紙やPDFで分散管理されていたデータを統合し、2D/3D地図上でシームレスに検索・可視化。
▸ ハイブリッドDB構成
樹木の空間位置・属性情報(樹種、幹周など)はPostgreSQL / PostGISでリレーショナルに管理し、診断カルテや写真等の非構造データはAmazon S3へ格納して連携。
▸ 2D/3Dレンダリングの使い分け
2D地図には軽量なMapLibre GL JS、3D都市モデル(LOD1/LOD2)と植生モデルにはCesiumJSを採用。膨大な空間データでもブラウザ上でスムーズに動作。
02 · 空間演算・GIS処理
指定した任意のポリゴン領域に対し、緑地面積・日照面積・CO2吸収量・生物多様性ネットワーク等を自動算出。
▸ QGISによる日照ポリゴン生成
3D都市モデルの建築物データを用いてQGISで日照分布を空間解析。結果をGeoTIFF形式で生成し、評価指標算出のベースデータとして統合。
▸ 生態系ネットワーク解析
衛星データ(高解像度土地利用・土地被覆図)を活用し、緑地の連続性や特定鳥類の生息域バッファ(125m等)を動的に生成・評価する空間演算ロジックを実装。
03 · 数値解析・可視化
緑地の配置が温熱環境に与える影響を、3Dモデル上で科学的にシミュレーション・可視化。
▸ FMEによる3Dデータ変換
CityGML形式の3D都市モデル・植生モデルを、FMEで数値解析(OpenFOAM)用のSTL形式へ自動変換するパイプラインを構築。
▸ OpenFOAM解析とWeb重畳表示
日射や地表熱伝導率等の外力条件を設定してOpenFOAMで温熱環境を解析。出力(VTK形式)をglTFに変換し、CesiumJS上で都市モデルと重畳表示して施策効果を三次元で比較検討。
会社概要
株式会社四時舎(しいじしゃ)は、GIS(地理情報システム)を専門とする ソフトウェア開発会社です。2017年の創立以来、GML・点群・3D Tilesといった 複雑な空間データの変換処理を強みに、地図データベースの開発、 人流データ解析基盤の構築、3D都市モデルを活用したWebシステムの開発までを 一貫して手がけています。国土交通省「Project PLATEAU」のユースケースをはじめ、 公園DXや都市緑地の定量評価など、官民のプロジェクトに システム開発パートナーとして参画しています。
2017年
2017年11月 創立
4領域
事業領域 — ソフトウェア開発 / 地図データベース / データ解析基盤 / 空間データ変換
5団体
取引実績のある官公庁・自治体の数